「誰も悪くないのに、うまくいかない」日常のもどかしさ
医療や福祉の現場では、ご利用者へのケアやサービスが最優先。
その一方で、「今日も書類が山積みのまま」「終わらない記録業務にため息をつく」そんな瞬間が続いていました。
「スタッフみんなが一生懸命なのに、どこか追われている感じがする」「周りと声をかけ合う余裕が減った気がする」──そんなお話をよくお聞きします。
本来、誰もが気持ちよく働けるはずの職場なのに、やることが積み重なるごとに小さな不安や焦りが生まれ、「このままでいいのか」と感じてしまうことが増えていました。
「こうしたらいいのに」という声が、はじめて交わされた日
ある日、業務のサポートをしている私たちが、いつものように現場を訪れたときのことです。
「この記録のやり方、みんな困ってるんです」「夜勤の後はどうしても入力が漏れがちで」──ふとしたきっかけから、普段は飲み込まれてしまいがちな“本音”がぽつりぽつりと出てきました。
「仕方ない」と諦めていたことも、「こうしたら少し楽になるかも」という声が少しずつ集まってきました。
私たちは「誰かが困っているなら、どこか工程や手順に無理があるはず」と思い、みなさんと一緒に普段のやり方や流れを改めて見直していきました。
小さな改善が、現場全体の空気を変えていく
たとえば、よく使う記録用紙やシフト表を少しだけ見直したり、職員同士で「これなら負担が減りそう」という意見を出し合ったり。
私たちは、毎日の業務が少しでも楽になるように、使いやすいフォーマットや手順を一緒に作り直すことにしました。
最初は「本当に変わるのかな」と半信半疑だったスタッフも、変化を実感するようになりました。
「以前よりもスタッフ間の声かけが増えた」
「残業が減って、ゆとりを感じることができた」
「自分の意見を出せる場があるだけで安心できる」
現場の中でそんな感想が自然と広がっていきました。
まとめ・行動へのお誘い
私たちは熊本の医療・福祉の現場で、「困りごとを誰かと一緒に考えること」の大切さを実感してきました。
今、業務や日々の流れの中で「少しでも楽にできないか」「働きやすくしたい」と感じている方は、どうぞご相談ください。
一緒に課題を探し、より良い現場をつくるお手伝いをさせていただきます。