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「自分にはアピールできる強みなんてない」…そう思っていませんか?

履歴書や面接で必ずと言っていいほど聞かれる「あなたの強みは何ですか?」という問い。

転職活動を始めた多くの人が、ここで立ち止まってしまいます。

 

「特別なスキルがない」「誇れる経歴もない」「そもそも強みってどう見つけるの?」──そんな悩みを持つのは、あなただけではありません。

でも安心してください。

実は“強み”は、誰もがすでに持っているもの。ただ、それに気づいていないだけなのです。

 

この記事では、20代〜50代の幅広い求職者に向けて、「自分の強みを見つけて、自信を持って転職活動に活かす方法」を、最新トレンドと具体的な実例を交えてお届けします。

 

 

 

 

 

◆なぜ「自分の強み」が見えなくなるのか?

 

「自分の強みがわからない」と感じる理由は、大きく3つあります。

 

✅毎日の仕事が当たり前になってしまう

自分にとっては「普通のこと」でも、他人から見れば価値のあるスキルや才能であることは少なくありません。

日々の業務に埋もれて、自分の行動や思考の「価値」に気づきにくくなっている可能性があります。

 

✅評価されづらい職場にいる

適切なフィードバックがない環境では、自分の良い点や成長を認識しにくく、自信を持ちづらくなります。

 

✅SNSや周囲と比べてしまう

 他人と比較することで、「自分にないもの」や「できないこと」ばかりに目が行きがちです。

つまり、強みが「ない」のではなく、「見えなくなっている」だけなのです。

 

 

 

 

 

◆2025年・企業が求める“強み”の本質とは?

 

AIやデジタル化が加速する2025年。

このような変化の時代において、企業が求めるのは「人間らしさ」を活かせる力です

単なる知識やスキルだけでなく、「どのように考え、どのように行動するか」といった個人の資質がより重要視されています。

特に50代の転職においては、これまでの豊富な経験に裏打ちされたリーダーシップ、問題解決能力、多様な価値観への理解といった点が重視される傾向にあります。

 

具体的には、以下のような“ソフトスキル”が特に評価されています。

 

・共感力・コミュニケーション力

チームで働く上で不可欠な、相手の気持ちを理解し、円滑な人間関係を築く力。

・変化への柔軟さ・学ぶ姿勢

常に変化するビジネス環境に対応し、新しい知識やスキルを積極的に吸収しようとする意欲。

・誠実さ・やり抜く力(グリット)

困難な状況でも諦めずに目標達成に向けて努力し続ける力。

 

これらのソフトスキルは、専門スキルや経験以上に「一緒に働きたいと思えるか」「企業文化にフィットするか」という視点で重視される傾向にあります。

 

たとえば、ある30代女性は、営業職から事務職への転職で、一見事務職とは直接関係のない「周囲をサポートするのが得意」という姿勢を具体例を交えてアピールしました。

結果、事務職未経験ながら採用され、入社後も「彼女がいると安心して仕事ができる」と高く評価されたそうです。

 

また、50代でキャリアチェンジに成功した男性は、長年のマネジメント経験で培った「チームメンバーの潜在能力を引き出す力」をアピールし、異業種の人材育成ポジションを獲得しました。

 

このように、自分の強みを職種や業界を限定せず、汎用性の高い「人間力」として捉え、具体的なエピソードとともに伝えることが重要です。

 

 

 

 

 

◆実践!自分の強みを見つける3ステップ

 

 

 

ステップ①|過去の経験を棚卸しする

まずは、あなたのこれまでの経験を振り返り、「頑張ったこと」「うまくいったこと」「人に喜ばれたこと」「困難を乗り越えたこと」などを具体的に書き出してみましょう。

仕事上の経験だけでなく、プライベートや学生時代の経験も含まれます。

特に50代の方は、これまでの職務経歴が長いため、成功体験だけでなく、失敗から何を学び、どう活かしたかという視点も加えると、より深掘りできます。

 

・具体的に何をしたのか?

・なぜそれがうまくいったのか?(工夫した点、考えたこと)

・その結果どうなったのか?

 

これらの問いを自問自答することで、あなたの行動特性や思考パターン、そしてそこから見えてくる強みを発見できます。

 

 

ステップ②|周囲の声を聞いてみる

自分では気づかないあなたの魅力は、意外と周囲の人が知っているものです。

信頼できる友人や同僚、家族に「私の良いところって何?」「どんな時に私が頼りになると感じる?」と聞いてみましょう。

客観的な意見は、あなたの強みを見つける上で非常に貴重なヒントになります。

 

 

ステップ③|小さな強みを言語化してみる

ステップ①と②で見つけた要素を元に、あなたの強みを具体的な言葉で表現してみましょう。

「誰とでも臆することなく話せる」「地道な作業でもコツコツと続けられる」「データ入力のミスが少ない」「相手の意図を正確に汲み取るのが得意」など、一見地味に思えることでも、それは立派な強みです。

大切なのは、それを「自分らしい言葉で、具体的なエピソードとともに」伝えることです。

抽象的な表現ではなく、あなたの個性や具体的な行動が見えるように言語化することで、面接官にも伝わりやすくなります。

 

 

 

 

 

◆まとめ|自分の強みは“他人と比べない”ことで見えてくる

 

あなたにしかない経験、あなたにしかない視点。強みは必ずあります。

大事なのは、「ない」と決めつけず、丁寧に掘り起こすことです。

転職市場では、“目立つ肩書き”や“華々しい経歴”よりも、“あなたらしさ”が光る強みが武器になります。

「まだ見つからない」と感じるかもしれませんが、それは自分自身とじっくり向き合うための大切なプロセスです。

今こそ、あなたの持つ可能性を再発見し、自信を持って次のキャリアへと踏み出すチャンスです。

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