
年明けは、「今年こそ働き方を見直したい」「新しい環境にチャレンジしたい」と動き出す人が増える時期です。
心機一転、新しい仕事が決まるとワクワクしますよね。
一方で、毎年必ず聞こえてくるのがこんな後悔の声です。
「条件は聞いていたはずなのに、実際は違った」
「給与の内訳をちゃんと理解できていなかった」
「契約内容をよく見ないまま入社してしまった」
こうしたトラブルの多くは、入社前に渡される「労働条件通知書」の見方を知るだけで防ぐことができます。
この記事では、転職希望者や未経験から新しいキャリアに挑戦する方に向けて、安心して働き始めるためのチェックポイントをわかりやすく解説します。
労働条件通知書とは?|雇用条件を守るための基本書類
労働条件通知書とは、会社が労働者に対して、賃金・勤務時間・仕事内容などの労働条件を明示するための書面です。
労働基準法により、会社側は働く前にこの書類を交付することが義務づけられています。
以前は紙が主流でしたが、現在は本人の希望があればメールやPDFなどの電子交付も一般的になっています。
≪必ず記載される主な項目≫
・雇用形態(正社員・契約社員・派遣社員・パートなど)
・業務内容、勤務地
・勤務時間、休憩、休日
・賃金(基本給・手当・支払日)
・残業の有無、割増賃金
・契約期間、更新の有無
いわば、これからのあなたの生活・収入・働き方を決める「設計図」とも言える非常に重要な書類です。
雇用契約書との違い|混同しやすいポイントを整理
よく「雇用契約書とは違うの?」という質問をいただきます。
簡単に整理すると、
✓労働条件通知書➡会社から労働者へ、条件を「通知」するもの
✓雇用契約書➡会社と労働者が、条件に「合意」して署名・捺印するもの
最近では、両者を一体化させた「労働条件通知書兼雇用契約書」という形式をとる企業も増えています。
大切なのは名称ではなく、「書面に残っているか」と「内容に納得しているか」の2点です。
入社前に必ず確認したい3つのチェックポイント
特に、2024年4月の法改正でルールが厳格化された項目を含め、以下の3点は必ず確認しましょう。

① 給与の内訳「総額だけで判断しない」
「月給25万円」という数字だけで安心していませんか?
・基本給はいくら?
・「固定残業代(みなし残業)」が含まれている場合、何時間分か?
・手当は毎月固定で支払われるものか? これらを確認しないと、「残業したのに給料が増えない」「賞与が基本給ベースで計算されていて思ったより少なかった」といったトラブルに繋がります。
② 勤務時間・休日「生活リズムに直結」
「9:00〜18:00勤務」とあっても、以下の点を確認してください。
・休憩時間はしっかり確保されているか?
・実際の平均残業時間はどのくらいか?
・休日の振替についてのルールはあるか?
③ 契約期間と変更の範囲
2024年の法改正以降、以下の記載が必須となりました。
・更新上限の有無:「通算5年まで」など、契約更新の上限があるか。
・就業場所、業務の変更の範囲:将来的に転勤や配置転換があるか。
「ずっと同じ場所でこの仕事ができると思っていた」という誤解を防ぐため、必ず目を通しましょう。
実は多い|雇用条件トラブルの典型例
「口頭での説明と、届いた書面の内容が違う」「面接では言われなかった業務を初日に指示された」「入社直前に条件の引き下げを告げられた」
こうしたケースは、残念ながらゼロではありません。
少しでも違和感を抱いたら、「入社前だから聞きにくいな……」と遠慮せず、必ず質問しましょう。
正当な企業であれば、丁寧に回答してくれるはずです。
💡派遣で働く方はここをチェック!
派遣社員として働く場合、労働条件通知書を発行するのは「派遣会社」です。
お仕事の紹介(マッチング)時に聞いた内容と、通知書にズレがないか、担当のコーディネーターと一緒に確認するのが最も安心な方法です。
不安なときは、一人で抱え込まないで
「これって普通のことなのかな?」 「自分だけ細かいことを気にしすぎ?」
そんな迷いを感じたら、第三者に相談することも一つの手です。
雇用条件は、あなたの時間・収入・そして心の健康に直結する大切事項。
納得して働くための確認は、決してわがままではありません。
✅まとめ
・労働条件通知書は、入社前に必ず受け取り、内容を読み込むこと
・給与の内訳や、将来の契約更新ルールまでチェックすること
・不明点は、入社前に解消するのがベスト
2026年、新しい一歩を自信を持って踏み出すために。
まずは届いた書類をじっくり確認するところから始めてみてくださいね。
キャリアサポートでは、就職・転職の条件確認から入社後のフォローまで、あなたのキャリアを全力でサポートさせていただきます。


