キャリア・サポート株式会社

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スタッフブログ

 

 

 

 

 

障がい者雇用が進む中で、「どこまで配慮すればよいのかわからない」「特別扱いになってしまうのではないか」と悩む企業担当者や現場社員は少なくありません。

 

一方で、障がいのある従業員側も「配慮をお願いしづらい」「必要以上に気を遣われている気がする」と、一歩引いてしまうことがあります。

 

障がい者雇用において大切なのは、過度な配慮でも、無配慮でもありません。

「一人ひとりに必要な支援を適切に行うこと」です。

 

本記事では、障がい者雇用で陥りがちな誤解を整理しながら、誰もが力を発揮できる職場づくりのポイントを解説します。

 

 

 

 

 

◇障がい者雇用における「合理的配慮」とは

 

合理的配慮とは、障がいのある人が他の従業員と同じように働く機会を得られるよう、企業の過度な負担にならない範囲で必要な調整や支援を行うことです。

 

具体的には、以下のような対応が挙げられます。

・コミュニケーションの工夫: 指示を口頭だけでなく、文書やメールでも伝える

・勤務時間の柔軟化: 通院や体調に合わせて勤務時間を調整する

・環境の整備: 特性に合わせてデスクの配置や作業スペースを工夫する

・業務の切り出し: 複雑な業務内容を整理、明確化して割り振る

 

重要なのは、「何でもかんでも優遇すること」ではなく、「働くうえでの障壁(バリア)を取り除くこと」です。

 

 

 

 

 

◇障がい者雇用でよくある5つの誤解

 

誤解① 配慮=特定の社員への「特別扱い」である

障がい者雇用に対して、「配慮すると他の社員との公平性が保てない」と懸念する声は根強くあります。

しかし、合理的配慮は決して優遇措置ではありません。

例えば、視力が低い人に大きな文字の資料を提供することは、特別扱いではなく「業務を遂行するための環境調整」です。

同様に、障がい特性に応じた配慮は、全員が同じスタートラインに立つための支援と言えます。

 

誤解② 配慮さえすれば、すべての問題が解決する

「言われた通りの配慮をしているから大丈夫」と安心してしまうのも禁物です。

働く上では、業務内容の変化や職場の人間関係など、日々さまざまな要素が影響します。

そのため、以下のステップを継続することが重要です。

・定期的な面談による状況確認

・現在の配慮が機能しているかの振り返り

・状況に応じた業務内容の見直し

採用時に決めた配慮内容が、数か月後も最適とは限りません。配慮は「一度決めたら終わり」ではなく、アップデートしていくものです。

 

誤解③ 負担を減らすために、できるだけ仕事を減らしたほうがよい

良かれと思って業務量を減らしすぎるケースがありますが、これはかえって本人が能力を発揮する機会(キャリアアップのチャンス)を奪う結果になりかねません。

「量を減らす」ことだけが配慮ではありません。

業務手順をマニュアル化したり、サポート体制を構築したりすることで、本来の力を発揮しやすくなる場合もあります。

本人の「やりたいこと(意欲)」と「できること(能力)」を確認しながら業務設計を行うことが大切です。

 

誤解④ 障がい者雇用は「人事」だけの仕事である

障がい者雇用の計画や採用活動は人事が主導しますが、実際に日々現場で関わるのは直属の上司や同僚です。

人事だけが熱心でも、現場との認識にズレがあると早期離職につながってしまいます。

・管理職向けの特性理解研修

・受け入れ部署への丁寧な事前説明

・人事と現場の定期的な情報共有

など、「組織全体で迎える体制」づくりが欠かせません。

 

誤解⑤ 配慮を求める人は「仕事ができない」

「配慮が必要=業務パフォーマンスが低い」というのは大きな誤解です。

実際には、適切な環境やツールさえ整えば、定型業務で高い集中力を発揮したり、専門スキルを活かして大いに貢献したりするケースが数多くあります。

配慮の有無ではなく、「その人が出す成果や役割」に目を向けることが重要です。

 

 

 

 

 

◇働きやすい職場づくりのための3つのポイント

 

1.|「先入観」を捨て、本人との対話を重視する

障がいの種別や名前が同じでも、直面する困りごとや必要な配慮は一人ひとり異なります。

「こう違いない」という思い込みを捨て、本人との対話からスタートしましょう。

 

2.|変化に合わせて「定期的に見直す」

業務に慣れてくれば必要な配慮は変わります。

職場環境の変化に合わせて配慮内容も柔軟に見直す、その継続的なフォローが定着率を高めます。

 

3.|「職場全体」で理解を深める

障がい者雇用を一部の担当者だけのものにせず、周囲の理解を広げることで、本人も「過度な気遣い」をされずに自然体で働きやすくなります。

 

 

 

 

 

まとめ

 

障がい者雇用において、「配慮しすぎ(過保護)」と「配慮不足(無配慮)」のどちらも、健全な職場環境とは言えません。

大切なのは、一人ひとりの状況に応じて「適切な障壁の除去」を行い、その人が持つ本来の能力を発揮できる環境を整えることです。

合理的配慮は決して特別扱いではなく、「誰もが働きやすい職場」をつくるための土台です。

誤解や思い込みを解消し、企業と従業員が共に成長できる環境を目指していきましょう。

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