
お盆休みも明け、いよいよ本格的に業務が動き出すこの時期。
少し憂鬱なのは、夏休み中に溜まったメールの山だけではありません。
「休み明けに出社してみたら、社員から退職の相談があった」「連休中に体調を崩し、長期休職となってしまった」――。
実はこの時期、企業にとって「突発的な欠員」が最も発生しやすいタイミングの一つです。
「急いで求人をかけないと現場が回らなくなる!」と焦って、辞めた方の役割を丸ごと引き継いでくれる人材をフルタイムで探そうとしていませんか?
しかし、厳しい採用市場において、その手法は「採用難」という名の袋小路に迷い込むリスクを孕んでいます。
今回は、夏休み明けの人手不足を乗り切るための、少し視点を変えた解決策「業務の切り出しとシェアリング」について解説します。
1.|「フルスペック人材」を探すリスク
これまで一人の社員が担っていた業務は、往々にして「高度な判断が必要なコア業務」と「誰でもできる定型業務」が混在しています。
辞めた方の後任として、全てのスキルを兼ね備えた「フルスペック人材」を求人サイトで探すとどうなるでしょうか。
・採用難易度が高い: 募集要項が高くなり、応募が集まらない。
・採用コストの増大: 理想の人材を採用するまでに数ヶ月を要し、その間、現場の疲弊がピークに達する。
・ミスマッチ: 採用しても業務の幅が広すぎて、すぐに定着しない。
これでは、欠員の穴を埋めるためにさらに現場が追い詰められるという、負のループに陥ってしまいます。
2.|「業務の切り出し」で解決する
そこで私たちがご提案したいのが、辞めた方の業務を一度「棚卸し」し、切り分ける手法です。
【ステップ1】業務の見える化
「その人がやっていた業務」を細分化します。
A:営業との調整、顧客交渉、重要判断(=社員がやるべきコア業務)
B:データ入力、請求書発行、メール対応、ファイリング(=派遣スタッフが対応可能な定型業務)
【ステップ2】シェアリングによる最適化
Aの業務は、社内の他メンバーへ分散・シェアリングします。
そして、Bの定型業務を「切り出し」て、人材派遣会社から派遣スタッフを投入するのです。
3.|なぜ今、「シェアリング派遣」なのか
この「業務の切り出し」を行うことで、以下の3つの大きなメリットが生まれます。
① 採用スピードが劇的に上がる
「何でもできる人」を探すのは困難ですが、「定型業務を正確にこなせる人」であれば、市場には多くの人材がいます。
派遣会社への依頼もスムーズで、最短数日〜1週間程度で稼働を開始できます。
② コア人材の負担軽減と生産性向上
これまで定型業務に追われていた正社員が、本来注力すべき「戦略的業務」や「顧客対応」に集中できるようになります。
結果として、現場全体のパフォーマンスが向上します。
③ 柔軟な体制構築が可能
切り出した業務は、将来的にDX化やBPO(アウトソーシング)へ移行することも容易です。
また、繁忙期と閑散期に合わせて派遣スタッフの稼働時間を調整できるため、固定費を変動費化でき、経営的なリスクヘッジにも繋がります。
4.|派遣会社を「パートナー」として活用してください
「業務の切り出しと言っても、何から手を付ければいいかわからない」という場合も、私たち人材派遣会社の出番です。
私たちは、数多くの企業様で「業務の整理」をお手伝いしてきた知見があります。
・どの業務を切り出せば、派遣スタッフで対応できるか?
・どのようなスキルセットの人材を配置すれば、既存社員との連携がスムーズか?
このように、単に「人を送り込む」だけでなく、「貴社の業務フローを最適化するための体制提案」まで踏み込んでサポートさせていただきます。
最後に|急な欠員こそ、体制改善の好機
夏休み明けのこの時期の欠員は、確かにトラブルです。
しかし、見方を変えれば、「属人化していた業務を整理し、効率的な体制へとアップデートするチャンス」でもあります。
「また一から求人を出して、面接をして……」と焦る前に、まずは私たちに「今の現場の状況」を教えていただけませんか?
「人」を補充するだけでなく、「仕事の回し方」を一緒に見直しましょう。
まずは現状のヒアリングだけでもお気軽にご相談ください。
皆様の現場が、より働きやすく、生産性の高い環境になるよう全力でバックアップいたします。


